5月16日(木)、薬学部薬学科と保健福祉学部看護学科との連携講義が行われました。本講義は「多職種連携能力の養成」を目的とする、多職種との協働意識を持った医療人を育成するためのものです。学部・学科横断的な本学発の新しい教育システムの構築を目指しています。

まずは、講義内容と講義スタイルの説明です。1グループ8人程度に分かれて、Small group discussion (SGD) によるActive learning法を取り入れることで、能動的に学習することができます。

講義内容の説明

 

会場全体の様子。薬学部と保健福祉学部の教員が協力して講義の進行をサポートしています。

はじめにグループ内で自己紹介の時間を設けて、初対面の相手に自分のことをどのように伝えるのか、コミュニケーションの基本について学びます。

初めは自己紹介から(まだお互いに緊張しています)

次に課題が与えられます。医療現場では、一人の患者様に対して様々な医療従事者が関わります。今回は、「チーム医療と求められる役割」をテーマに議論します。

自分の考えを書き出します。薬剤師や看護師など様々な目線から考えます。
たくさんの意見が出ました。

個々の意見をまとめて、発表資料の作成に取り掛かります。

徐々に打ち解けて活発な議論が繰り広げられます。学部の垣根を超えたチームの誕生です。
議論が行き詰まった時は先生がフォローしてくれます。
終盤では打ち解け合い、チーム一丸となって資料作成に取り組みます。

最後は、グループごとに発表を行います。厳しい質問も飛び交いますが、グループ内で助け合いながら答えを導き出します。

発表の様子
IT機器を用いて見やすくわかりやすいプレゼンを行います。

将来、薬剤師(看護師)としてチーム治療に携わる学生にとって、各々の医療従事者の立場で考える良い機会だったと思います。

臨床現場で活躍できる医療人を目指し、充実した大学生活を送ってください。