有機合成の手法を用いた機能性分子の創製をテーマに様々な研究課題に取り組んでいます。

アルツハイマー病治療薬開発を目指したネオビブサニン類の作用機序解明と
高活性誘導体の合成研究

 アルツハイマー病は,認知症の原因の一つであり,認知症患者の増加に伴って,その根本治療薬の開発が急がれています。ネオビブサニン類は,神経のモデル細胞であるPC12細胞に作用して,神経様の突起伸展を促進する活性を有することが知られており,アルツハイマー病を始めとする神経変性疾患の治療薬のシード化合物となると期待されています。私たちは,このネオビブサニン類を化学合成し,様々な誘導体を得ることで,その作用機序の解明と,さらに高活性な化合物の創製を目指しています。Abs


新規スフィンゴミエリナーゼ阻害剤の設計と合成
 細菌毒素の中和剤として働く分子の創製に成功しました。

GA


免疫賦活物質ビザンチンの創製とその作用機序の解明
 櫻井 純徳島文理大学名誉教授らとの共同研究で,新しい免疫賦活薬として期待される化合物の創製に成功しました。

TDCM


藻類葉状体生長促進因子サルーシンの合成
 
極めて低濃度で作用を表す物質の全合成を達成しました。

葉状体4


水銀塩を触媒とする新規反応の開発研究
 不斉触媒反応に展開しています。
水銀
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