■ 姫野誠一郎・自己紹介

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姫野 誠一郎 (ひめの せいいちろう)
 1955年1月17日生れ
 出生地 = 佐賀県 唐津市
 幼稚園 = 東京都 世田谷区
 小学校 = 宮城県 塩釜市
 中学校 = 千葉県 習志野市
 高校  = 東京都 荒川区
履 歴 1980年3月 東京大学医学部 保健学科卒業
1982年3月 東京大学大学院 医学系研究科・保健学専攻修士課程修了
1985年3月 東京大学大学院 医学系研究科・保健学専攻博士課程単位取得満期退学
1985年4月 北里大学薬学部 公衆衛生学教室・助手
1993年1月 米国 Vanderbilt大学医学部(Prof. R.F. Burk)に留学
1994年12月 帰国
1995年4月 北里大学薬学部 公衆衛生学教室・講師
1996年4月 東京大学医学部・講師(非常勤)(〜現在)
1996年4月 北里大学薬学部 公衆衛生学教室・助教授
2003年3月 北里大学薬学部 退職
2003年4月 徳島文理大学 薬学部・衛生化学講座・教授
学 位 保健学博士 (1989年) 東京大学医学部
研究テーマ ・微量元素の栄養学と毒性学
1. カドミウム等重金属の細胞輸送機構の解明
2. コバルトによる肝障害軽減機構の解明
3. マンガン等重金属によるサイトカイン誘導機構の解明
4. 糖尿病の進展に及ぼすカドミウムの影響の解明
5. NMRを用いた尿中代謝物一斉分析法(メタボロミクス)の毒性学への応用
6. ヒ素化合物の代謝と毒性、および生体防御機構の解明
(詳細は、研究テーマを参照してください。)
所属学会 日本薬学会 (環境・衛生部会 常任世話人 2007〜)
日本毒性学会 (評議員 2006〜、編集委員 2005〜2013、理事 2014〜)
日本衛生学会 (評議員 2004〜、編集委員 2003〜2005、2011〜)
日本免疫毒性学会 (評議員 2009〜、理事 2010〜)
日本微量元素学会 (編集委員 1998〜2002、評議員 1998〜2008)
日本微量栄養素学会 (評議員 2004〜)
日本内分泌攪乱化学物質学会 (評議員 2001〜2010)
日本生化学会
その他の
活動
1996年〜   東京大学医学部・講師(非常勤)
1998年〜   理化学研究所・共同研究員
2006年    日本薬学会 環境・衛生部会 市民フォーラム2006(徳島) 実行委員長
2007年〜   日本薬学会 環境・衛生部会 関連法規情報委員会委員長
2010年    日本薬学会 物理系部会 金属の関与する生体関連反応シンポジウム(徳島)実行委員長
2011年〜   日本学術会議 連携会員
2014年    日本免疫毒性学会第20回年会(徳島) 年会長
主要論文
  • Karim, M. R., et. al, H., Himeno, S., and Hossain, K. Increases in oxidized low density lipoprotein and other inflammatory and adhesion molecules with a concomitant decrease in high density lipoprotein in the individuals exposed to arsenic in Bangladesh. Toxicol. Sci. 135(1), 17-25. (2013)[PubMed]
  • Fujishiro, H., Yano, Y., Takada, Y., Tanihara, M., Himeno, S. Roles of ZIP8, ZIP14, and DMT1 in transport of cadmium and manganese in mouse kidney proximal tubule cells. Metallomics 4(7), 700-708. (2012)[PubMed]
  • Fujishiro, H., Okugaki, S., Kubota, K., Fujiyama, T., Miyataka, H., Himeno, S. The role of zinc transporters in cadmium and manganese transport in mammalian cells. J. Appl. Toxicol. 29(5), 367-373. (2009) [PubMed]
  • Miyataka H, Ozaki T, Himeno S. Effect of pH on 1H-NMR spectroscopy of mouse urine. Biol Pharm Bull., 30(4): 667-670 (2007) [PubMed]
  • T. Yanagiya, N. Imura, S. Enomoto, Y. Kondo and S. Himeno. Suppression of a high-affinity transport system for manganese in cadmium-resistant metallothionein null cells. J. Pharmacol. Exp. Therap., 292: 1080-1086 (2000) [PubMed]
  • S. Himeno, H.S. Chittum and R. F. Burk, Isoforms of selenoprotein P in rat plasma: Evidence for a full-length form and another form that terminates at the second UGA in the open reading frame. J. Biol. Chem., 271: 15769-15775 (1996) [PubMed]
  • S. Himeno, A. Takekawa and N. Imura, Species difference in hydroperoxide-scavenging enzymes with special reference to glutathione peroxidase in guinea pigs. Comp. Biochem. Physiol., 104B: 27 - 31 (1993) [PubMed]
  • S. Himeno, C. Watanabe, T. Hongo, T. Suzuki, A. Naganuma and N. Imura, Body size and organ accumulation of mercury and selenium in young harbor seals (Phoca vitulina). Bull. Environ. Contam. Toxicol., 42: 503 - 509 (1989) [PubMed]

  • すべての論文 → [PubMed]
主な著書
  • 「毒性の科学 − 分子・細胞から人間集団まで」 熊谷嘉人・姫野誠一郎・渡辺知保(編)東京大学出版会 (2014)
  • 「生命元素事典」 桜井 弘(編)
    共著、オーム社 (2006)
  • 「水環境ハンドブック」 (社)日本水環境学会(編)
    「セレン」、p 360 - 363、朝倉書店  (2006)
  • 「分子予防環境医学−生命科学研究の予防・環境医学への統合」 分子予防環境医学研究会(編)
    「セレン」、p 619 - 628、本の泉社、 (2003)
  • "Heavy Metals in the Environment" (Ed. by B. Sarkar)
    "Selenium in Nutrition and Toxicology." p 587 - 630, Marcel Dekker, Inc. New York, (2002)
  • 「主要元素と健康 -- その基礎知識」 鈴木和夫・千葉百子(編)
    「セレン」、「水銀」p 72 - 79, p 111 - 116、南山堂、(1996)
  • 「ミネラル・微量元素の栄養学」 鈴木継美・和田攻(編)
    「セレン」、p 423 - 447、第一出版、(1994)
  • "Selenium in Biology and Medicine" (Ed. by A. Wendel)
    "The regulation of glutathione peroxidase gene expression; Implication for species difference and the effects of dietary selenium manipulation." p 3 - 7, Springer-Verlag, (1989)
教科書
  • 「衛生薬学 - 健康と環境」第5版 永沼章・姫野誠一郎・平塚明(編)
    第1章 - 第5章(健康と疾病、保健統計、疫学、疾病予防と健康管理、栄養生理学)、p 1 - 128 、丸善出版、 (2013)
  • 「衛生薬学新論」改訂第2版 新井洋由・成松鎮雄・山田英之(編)
    10.2 (無機性汚染物質)、p 430 - 456 、南山堂、 (2012)
  • 「衛生薬学 - 健康と環境」第4版 井村伸正・渡部烈(編)
    第1章 - 第4章(健康と疾病、保健統計、疫学、疾病予防と健康管理)、p 1 - 140 、丸善、 (2008)
  • 「スタンダード薬学シリーズ5 健康と環境」 日本薬学会(編)
    東京化学同人 (2006)
取得研究費
(平成15年度以降)

  • 科研費 基盤研究B(海外学術調査) (平成24−26年度)「東アジアのヒ素汚染地域住民におけるヒ素毒性修飾因子に関する研究」(代表)
  • 科研費 挑戦的萌芽研究(平成23−24年度)「ヒ素毒性の新しいメディエーターとしてのS100A8/A9タンパク質 」(代表)
  • 科研費 基盤研究B (平成22−24年度)
    「重金属類による免疫応答攪乱作用に関する研究」(代表)
  • 科研費 基盤研究B (平成19−21年度)
    「OMICSの手法を活用した金属毒性と輸送機構の解析」(代表)
  • 科研費 萌芽研究 (平成18−19年度)
    「糖尿病の進展に及ぼすカドミウムの影響」(代表)
  • 科研費 特別研究員奨励費 (平成18−19年度)
    「トキシコゲノミクスの手法を応用した環境汚染物質に対する防御因子の検索と機構の解明」(代表)
  • 科研費 基盤研究C(2)(一般研究) (平成15−16年度)
    「金属化合物によるサイトカイン誘導の機構とその意義」(代表)

  • 環境省重金属総合研究 イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する総合的研究(平成25−27年度)
    「カドミウムの代謝と毒性に関与する金属輸送体の役割の解明」(代表)
  • 環境省重金属総合研究 イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する総合的研究(平成22−24年度)
    「カドミウム耐性、および輸送に関わる因子の同定と性状解析」(分担)
  • 環境省重金属総合研究 イタイイタイ病及び慢性カドミウム中毒に関する総合的研究(平成19−21年度)
    「カドミウム耐性、および輸送に関わる因子の同定と性状解析」(分担)
  • 環境省重金属総合研究 重金属等の健康影響に関する総合研究(平成16−18年度)
    「カドミウム耐性、および輸送に関わる因子の同定と性状解析」(分担)

  • 平和中島財団・アジア地域重点学術研究助成 (平成23年度)
    「アジア各地のヒ素汚染地域における健康影響の地域差、個人差の要因の解明」(代表)
  • 住友財団環境研究助成 (平成20−21年度)
    「ヒ素化合物に対する感受性を決定するヒト尿中因子の検索」(代表)


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