薬品製造学教室 徳島文理大学薬学部

研究室紹介

2011年4月に,スタートした研究室です。簡単な原料を組み立てて,医薬品などの複雑な形の分子を作り上げる「有機合成化学」を専門としています。自分の手で分子を操って,これまで世の中になかった新しい機能を持った化合物や,新しい合成手法を作り出す,創製の醍醐味や感動を最も直接的に経験できる研究分野です。希望すれば,インターンシップ制度を利用して,1年生から研究活動に参加することも可能です。

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研究内容

有機合成の手法を用いた機能性分子の創製をテーマに様々な研究課題に取り組んでいます。

アルツハイマー病治療薬開発を目指したネオビブサニン類の作用機序解明と高活性誘導体の合成研究
 アルツハイマー病は,認知症の原因の一つであり,認知症患者の増加に伴って,その根本治療薬の開発が急がれています。ネオビブサニン類は,神経のモデル細胞であるPC12細胞に作用して,神経様の突起伸展を促進する活性を有することが知られており,アルツハイマー病を始めとする神経変性疾患の治療薬のシード化合物となると期待されています。私たちは,このネオビブサニン類を化学合成し,様々な誘導体を得ることで,その作用機序の解明と,さらに高活性な化合物の創製を目指しています。
 
 
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新規スフィンゴミエリナーゼ阻害剤の設計と合成

 細菌毒素の中和剤として働く分子の創製に成功しました。セレウス菌が産生するBcSMaseの活性を強力に阻害して,感染拡大を抑制します。

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長鎖保護基の性質を利用した迅速ペプチド合成法の開発

 生物活性を有する環状ペプチド合成に挑戦しています。
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その他にも様々な生物活性・機能性化合物の合成研究を展開しています。

学部内インターンシップ
 薬学部では,希望すれば1年生からでも研究室の研究活動に参加出来ます。過去には本制度を利用して,2年生で研究成果がまとまり,学会にて成果発表した学生さんもいます。興味のある方は気軽に研究室を訪問してみてください。講義や,学生実習でだけでは学び得ない,幅広い知識の習得が出来ると共に,未知の問題に出会ったとき,それをどう解決するか考える能力が身につきます。この「問題解決能力」は,基礎研究の分野だけではなく,皆さんが,臨床現場で薬剤師業務に従事した時にも必要とされます。薬品製造学教室で,これまでの「教科書の勉強」から飛び出した,一歩先の世界に挑戦してみませんか?

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