徳島文理大学薬学部・衛生化学研究室 Laboratory of Molecular Nutrition and Toxicology
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Toxicological Sciences誌のハイライト論文に選ばれる!


本研究室とバングラデシュ・ラッシャイ大学との共同研究によって、バングラデシュのヒ素汚染地域の住民の血液中酸化LDL、HDL、ICAM-1, VCAM-1, CRPなどの指標と、飲料水、毛髪、爪のヒ素濃度からヒ素曝露レベルを調べました。その結果、ヒ素曝露によって動脈硬化が促進される可能性があることを、生化学的指標の変化から初めて示しました。

このことを報告した論文がToxicological Sciences誌(5-yr Impact Factor = 4.836)のEditor's Highlightに選ばれました。

Highlight論文は、フリーアクセス論文として世界に公開されます。なお、本論文のFirst authorは、現在、研究室のポスドクとして来日しているKarim 博士です。

■ 論文題名・著者名・掲載号
Increases in Oxidized Low-Density Lipoprotein and Other Inflammatory and Adhesion Molecules With a Concomitant Decrease in High-Density Lipoprotein in the Individuals Exposed to Arsenic in Bangladesh.
Md. R. Karim, M. Rahman, K. Islam, A. A. Mamun, S. Hossain, E. Hossain, A. Aziz, F. Yeasmin, S. Agarwal, Md. I. Hossain, Z. A. Saud, F. Nikkon, M. Hossain, A. Mandal, R. O. Jenkins, P. I. Haris, H. Miyataka, S. Himeno, and K. Hossain.
Toxicol. Sci. 135(1), 17-25. (2013) [PubMed]、 フリーアクセス → [Toxicol. Sci.]



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