薬剤学研究室
谷野公俊 教授
- ◆教授:谷野 公俊(博士 薬学)
- ◆助教:上田 ゆかり(博士 薬学)
研究室の紹介
『確かな技術と経験が織りなす薬剤学の展望と戦略』
当研究室は、長年にわたり培った薬剤学的思考・技術に躊躇なく他分野思考・技術を融合させ、創薬基礎研究の両輪、動態・毒性予測やターゲッティングにチャレンジしています。現在、薬物動態予測や特異体質性薬物毒性誘発に関する研究には、生活習慣病が産生するガスメッセンジャーという新たな因子が潜在すると考えています。ミクロな世界への挑戦は、細胞内小器官ミトコンドリアをマウス肝臓から無傷・高純度で単離・精製することに成功し、薬物副作用誘発に取り組んでいます。さらに新鮮な肺・脳微小血管内皮細胞のタイトジャンクション機能を利用したDrug Delivery Systemに挑んでいます。
研究理念 『異次元思考で、薬剤学を切り拓き! Only Oneへ』
『学生指導』
人間力を活かした研究活動や早期の多職種間交流をツールに社会で即戦力として活躍できる人財を育成します。
現在、着実に卒業生の多くは、医療現場や企業研究で活躍しています。
主な研究テーマ
1.疾患の司令塔が放つ薬物動態変動
2.疾患産生ガスメッセンジャーを利用した薬物動態予測
3.肝ミトコンドリアが操る免疫応答の世界
4.特異体質性薬物毒性誘発の危険シグナル探索
5.三次元培養新鮮脳および微小血管内皮細胞のタイトジャンクション特性とそのDDS利用